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発達障害で孤独感を抱える人へ——仲間と出会える交流会 その2

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こんにちは ゆーさくです

発達障害を持つ人たちが集まり、自分の障害について話し合う場―

「発達障害 当事者会」に参加した時のことを先回ご紹介しました。

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先日、この当事者会に再び参加させてもらいました。

ゆーさく
栄えある、第100回目の開催だったんですよ!

本日の記事は、この発達障害 当事者に再び参加した時のことをお話ししたいと思います

この記事を読んでわかること

・発達障害 交流会って何?

・発達障害 交流会ってどうなの?

・発達障害 交流会に参加して感じたこと

目次

発達障害 当事者交流会について

まず、この発達障害 当事者交流会に参加した経緯や、交流会の概要などについて解説します

発達障害 当事者交流会に参加した経緯

僕は40代になって初めて、自分が発達障害(ADHD・ASD)の特性を持っていると知りました。

それまでの人生で、どこか生きづらいとは感じながらも、その原因がわからずに過ごしてきたのです。

診断を受けたことで「これまでの生きづらさの理由がわかった」と感じる一方で、同時にとても強い孤独感にも苛まれることになりました。

なぜなら、同じような特性を持ち理解してくれる人って、周囲にはなかなかいないから。

僕は、「発達障害であることを、近しい周りの人には正直に打ち明けて」生活しています。

  • 「大変だねぇ」
  • 「何かできることある?」

…とねぎらう気持ちで接してくれる人もいます。

本当にありがたい話です。

でも、発達障害ではない人(定型発達)が、発達障害の人の事を100%完全に理解することは難しい。

正直 僕に対して「どう接していいのか?」と困っている人も多いと思います。

そして、発達障害に対して偏見を持つ人や、よそよそしくなって僕から距離を置く人も少なくありませんでした。

やはり、発達障害は脳の特性による障害なので、周囲の人からは分かりにくく、理解されないのでしょう。

ゆーさく
分かってはいたことだけど…自分はこのまま、誰にも理解されないんだろうか…? 
ゆーさく
なんか、しんどいな

そんな孤独感や不安を抱え、どうしたものかと悩んでいた時・・・

僕は、ネットでこの「発達障害 当事者交流会」の存在を知りました。

ゆーさく
同じような特性を持っている人と、色々とお話ができるかもしれない

発達障害 当事者交流会とは

僕が参加したのは、発達障害カウンセラー・かずきさん(発達障害カウンセラーかずき@ADHD/ASD(@kazuki_honya)さん / X)が主催する交流会

発達障害・HSP・生きづらい方の当事者交流会【ひとりぼっちを作らない】です

引用:こくちーずプロ HP

ASD、ADHDの当事者やグレーゾーンの方だけでなく、HSPや生きづらい方が集まって学びながら楽しくお喋りする交流会です。

僕も、参加する前は不安な気持ちがありました。

  • 「うまく馴染めるだろうか?」
  • 「場違いだったらどうしよう?」

でも、それと同時に「自分と似た悩みを持つ人と出会えるかもしれない」というほのかな期待もありました。

発達障害 交流会の詳細

この交流会は、東京と大阪で行われています。

東京 開催の場合は、池袋にあるビル「あうるすぽっと」の一室で行われます。

▼あうるすぽっとの場所▼

発達障害カウンセラー・かずきさんが主催するこの交流会には、さまざまな特性を持つ人たちが30人ほど集まります。

参加者は5~6人のグループに分かれ、ディスカッション形式で会話を進めていきます。

発達障害 当事者 交流会の様子

  • それぞれの発達障害の特性や困りごとについて話し合う
  • 20分ほどディスカッションをしたら、席替えをして新しいメンバーと話す
  • 何度かグループを変えることで、異なる視点や考え方に触れることができる
  • 交流会が終わった後、希望者は駅近くの居酒屋に移動し、懇親会を行う

席替えを3回くらい行うので、色々な方と交流を深めることが可能です。

また、お話するのが苦手…という方も、スタッフの方がいてフォローしてくれるので、安心。

そして、交流会の後は、近くの居酒屋まで歩いて移動し、楽しい懇親会が行われます。

お酒を飲みながら、ざっくばらんにお話ができるので、濃いお話ができると思いますよ!

ゆーさく
めちゃくちゃフランクな感じの交流会なので、肩の力を抜いて参加できますよ

発達障害 交流会に参加して感じたこと

それでは、今回の発達障害 交流会に参加して感じたことを、3つに厳選してお伝えできればと思います。

今回の交流会に参加して感じたこと

①雇用の不安には『障害者手帳という選択肢がある』

②「副業」は逃げじゃない。強みを活かすもう一つの道

③自分は、話すことや人間が苦手なわけじゃなかった

①雇用の不安には「障害者手帳」という選択肢がある

僕の本業は、製造業です。

この業界は景気の影響を受けやすく、景気が悪くなれば一気に人が解雇される世界です。

現在勤めている会社もご多分に漏れず、毎年業績が悪く定期的な人員整理を行っています。

ゆーさく
会社が傾いたら、僕のような人間は真っ先にいらなくなるのではないか…

これは発達障害が発覚してから、ずっと頭の片隅にある不安でした。

なぜなら、周りより仕事のペースが遅かったり、やれる業務に制限があったり、処理にミスが出やすかったりするからです。

こんな人間、会社がとても苦しい状況の時に雇っている余裕はないハズで、解雇されても文句は言えません

交流会では、その不安を正直に話してみました。

すると参加者の一人が、こう教えてくれたのです。

「障害者手帳を取っておけば、雇用面で守られる部分もあるかもしれませんよ」

実際に調べてみると、一定以上の規模の会社には「障害者雇用率制度」というルールがあります。

これは、従業員のうち一定数以上を障害者として雇用することが義務付けられている制度です。

つまり、障害者手帳があれば、企業の「障害者枠」での雇用が可能になるケースもあるということです。

僕はグレーゾーンなので、申請しても実際のところ通るかどうか分かりません。

でも、「こういう選択肢もあるんだ」と知れただけで、心が少し軽くなりました。

②「副業」は逃げじゃない。強みを活かすもう一つの道

発達障害が発覚してから、僕はますます将来の雇用に対して不安を感じるようになりました。

ゆーさく
今の仕事が続けられなくなった時に備え、何かやっておきたいな

そんな気持ちから、副業への関心が高まっていました。

だがしかし・・・

いったい何をどうしたらいいか?具体的な案があるわけでもなく、八方ふさがり気味だったんです。

それに、本業に精を出さずに副業をやることに、どこか逃げのような『後ろめたさ』みたいなのもありましたし。

そこで、交流会の中でこのことを聞いてみました。

  • こんな状況で、今自分がとても不安に思っていること
  • 同じような人がいないのか?
  • 具体的になにをしたらいいか?

具体的な副業の話は出なかったのですが、主催者のかずきさんから、こんなような言葉をもらいました。

今のご時世、どんな仕事をしていても、どんなにいい会社に勤めていたとしても、絶対に大丈夫な人はいないですよ

条件はみんな一緒です。

今の仕事をやりながら、実験的にいろいろ試してみのがいいですよ。

苦じゃなく続けられること、楽しく取り組めてることを突き詰めていくと、それが『強み』になりますから

この言葉を聞いて、少しずつ自分の中で考えが整理されてきました。

たとえば、僕は文章を書くのが好きです。

昔から、ブログや日記、読書メモなどを書くことが苦ではありませんでした。

誰かの役に立つような情報を、自分の言葉で発信できたらどうだろう?

同じように悩んでいる人に届いたら嬉しいし、それが収益になれば、副業としても意味がある。

副業は「逃げ」ではなく、「もうひとつの生き方」なのかもしれない

そう思えるようになったのは、大きな一歩でした。

③自分は、話すことや人間が苦手なわけじゃなかった

今回の交流会では、初めて懇親会まで参加させてもらいました。

正直、こういった場は昔から得意ではありませんでした。

  • 何を話したらいいか分からない
  • 誰かの輪に入っていくのも苦手。 
  • あまりうまく話せず、一人ポツンと座って周りの人たちの話を、愛想笑いでやり過ごす。

こんなことばかりだったので、いつしか自分は」話すのも人間も嫌いで、とても苦手と思い込むようになってしまっていたんです。

でも今回は、自然と話の輪に入れて、すごく心地よく過ごせたんですよね。

自分から話すことができて、人の話もしっかり聞けて、「ゆーさくさんって、話しやすいですね」と言ってもらえたときはとても驚きました。

そして、ふと気づいたんです。

  • 自分は、決して話すことや人間が嫌いだったわけじゃない。
  • 合わない環境や人間関係に長くいたせいで、話すことがしんどくなって、いつしか苦手だと思っていただけなんじゃないか

この気づきは、とても大きなものでした。

学校や職場など、どうしても「その場に合わせる」ことを強いられてきた僕たちにとって、合わない環境はエネルギーを削り取られ疲弊する場所になります。

でも、同じような特性を持つ人たちの中では、驚くほど楽に自分を出せるのです。

「人付き合いが苦手」なのではなく、「合わない人間関係や場所にいただけ」だったのかも──

これに気づけただけでも、参加した価値がありました。

発達障害 交流会は『孤独感を和らげる場所』

2回目の参加となった今回の交流会でも、たくさんの学びや気づきが得られました

  • 雇用不安への備え(障害者手帳の取得という選択肢)

  • 副業という新たな挑戦

  • 人間関係への前向きな捉え直し

どれも、ネットや本だけでは決して得られない「リアルな気づき」だと思います

そして、発達障害は「自分だけじゃない」と思える瞬間が今回もいくつもありました。

孤独だと思っていたけど、こういう場に来ると同じような特性を持った人がいるので、連帯感が生まれ「決して自分だけじゃない」と思えてくる。

それが、日々の生活の中で、ものすごく大きな支えになります。

これからもこの回には定期的に参加しようと思います。

ゆーさく
不安になったら、またここに来ればいい。僕はひとりじゃないんだから──。

まとめ 発達障害 交流会に参加した

まとめ

発達障害カウンセラー・かずきさんが主催する当事者交流会に再び参加した

【気づき】

 ①雇用の不安には『障害者手帳という選択肢がある』

 ②「副業」は逃げじゃない。強みを活かすもう一つの道

 ③自分は、話すことや人間が苦手なわけじゃなかった

発達障害を持っていると、社会のなかで孤独を感じてしまうことがあります。

しかし、同じ発達障害を悩みを共有できる場に身を置くと、「一人じゃない」と思えるようになります。

もし発達障害による孤独感に悩んでいるなら、当事者交流会に参加してみるのも一つの方法です。

ネットだけでは得られない、生の声や共感が、あなたの心を軽くしてくれるかもしれませんよ。

発達障害カウンセラー・かずきさんが主催する、当事者交流会 発達障害・HSP・生きづらい方の当事者交流会【ひとりぼっちを作らない】の申し込みはこちらから

※東京と大阪で、定期で開催されています。

~おわり~

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    この記事を書いた人

    東京郊外に住む、サラリーマンお父ちゃん

    40歳を過ぎてから、発達障害グレーゾーンであることが発覚…発達障害としての第二の人生を送ることを余儀なくされる

    発達障害を持っていたとしても、知識や工夫でより良い人間になることを証明するため、日々試行錯誤中!

    学んだことやライフハックを、発信できたらと思っています。

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