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発達障害持ち オープン就労 or クローズ就労 どちらが良いか?

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みなさん こんにちは

ゆーさくです

発達障害を自分が持っていた場合、働いている職場や学校にそのことを打ち明けるか?

それとも隠したままにしておくか?

オープン就労とクローズ就労、果たしてどちらが良いのか?

非常に迷いますよね

この記事では、オープン就労orクローズ就労についての、私見を述べていきたいと思います

注意

あくまでも、僕個人の考えと僕が置かれている環境での事例なので、すべての人に当てはまるわけではない点、ご了承いただければと思います。

オープン就労とは?

オープン就労とは、自分が発達障害であることを職場に打ち明け、その特性や配慮の必要性を共有した上で働く形態のことを指します。

企業側には、障害者雇用制度や合理的配慮の提供が求められ、職場全体で支援を受けやすくなるのが特徴です。

オープン就労の特徴

  1. 障害者手帳を活用

    障害者手帳を持っている場合、企業の障害者雇用枠に応募することが可能。手帳がない場合でも、自分の特性を説明して理解を得る形もあります。

  2. 職場での配慮が期待できる

    業務内容や働き方を調整してもらえる可能性が高く、特性に合った環境での仕事ができる。

  3. 支援機関の利用が可能

    ハローワークや就労移行支援事業所など、公的支援機関のサポートを受けて就職活動や職場定着を進められる。

オープン就労のメリット

  1. 職場の理解が得られる

    自分の特性や困りごとを伝えることで、周囲が配慮をしてくれる環境が整いやすい。特にコミュニケーションや作業効率に課題がある場合、業務の調整やサポートを受けられる。

  2. 無理のない働き方ができる

    例えば、静かな環境や集中しやすい場所での作業、負担が少ないタスク割り当てなど、特性に合った環境が整備される。

  3. 長期的な安定が期待できる

    職場での支援や配慮により、ストレスが軽減され、長く働き続けやすい。

  4. 制度の活用が可能

    障害者雇用枠では、就労における法律や制度の支援を受けやすくなる。

オープン就労のデメリット

  1. 周囲の偏見や誤解を受ける可能性

    発達障害への理解が浅い職場では、能力を低く見られたり、不公平感を抱かれる場合がある。

  2. 特性が過剰に注目される

    「発達障害=仕事ができない」といった固定観念を持たれると、過剰にサポートを受けたり、逆に重要な業務を任されないこともある。

  3. 職場環境に依存する

    職場や上司が発達障害について十分な知識を持っていない場合、配慮が適切に行われず、働きにくさが残ることもある。

  4. 職場環境に依存する

    自分の特性を理解し、どんなサポートが必要かを明確に伝えられないと、効果的な支援を受けられない可能性がある。


発達障害であることをきちんと周囲に伝え、適切な配慮やサポートを受けながら働くことになるので、無理なく働き続けられるというところが最大のメリットですね。

ただし、障害を持っていることを公言して働くことになるため、侮蔑や差別の対象になり、周囲から不平不満を抱かれる恐れがあるところが怖いところ。

また、責任ある仕事を任せてもらえなかったり、周囲に理解が無いばかりに、適切なサポートや支援が受けられず、働きにくい環境が改善されない恐れもあります

また、オープン就労の就職の場合、通常の就職先よりも比較的賃金が低めに設定されていることが多いため、金銭面の不安が出てきてしまう側面があります。

クローズ就労とは

クローズ就労とは、発達障害があることを職場に打ち明けず、一般枠で就職し、障害者雇用制度や合理的配慮を利用せずに働く形態を指します。この場合、自分の特性に関する情報は職場には伝えません。

クローズ就労の特徴

  1. 一般枠での就職

    他の応募者と同じ条件で採用されるため、障害者雇用枠と比べて選べる企業や職種の幅が広い。

  2. 自己判断で特性に対応

    職場に特性を明かさないため、自分で特性に対応しながら業務を進める必要がある。

  3. 配慮を求めにくい

    特性について話していないため、職場からの具体的な配慮やサポートは期待しにくい。

クローズ就労のメリット

  1. 周囲から特別扱いされない

    発達障害があることを知られないため、一般の同僚と同じ基準で評価され、能力を認められやすい。

  2. 仕事の選択肢が広がる

    一般枠での就職になるため、障害者雇用枠に限らず、自分の興味やスキルに合った幅広い業種・職種に応募できる。

  3. プライバシーを守れる

    発達障害について話さないことで、職場の人間関係やプライバシーに関する不安を軽減できる。

  4. 特性に基づかない純粋な評価

    発達障害があることを理由に能力を低く見られるリスクがなく、実力をそのまま評価されやすい。

クローズ就労のデメリット

  1. 自分で特性に対応する負担

    特性に基づく困りごとを一人で解決しなければならず、場合によっては心身の負担が大きくなる。

  2. 環境のミスマッチに対応しづらい

    職場が特性を知らないため、不適切な業務や働き方が続いても調整が難しい。

  3. ストレスや燃え尽き症候群のリスク

    障害を隠して働くことで、無理を重ねてしまい、ストレスや精神的な疲労が蓄積する可能性が高い。

  4. サポートを利用しづらい

    発達障害者向けの公的支援や企業内の合理的配慮が利用できないため、困ったときに頼れる手段が限られる。


障害を持っていることを特に開示せず、そのまま働くことになるので、一般の方と同じようなパフォーマンスが出せるのであれば、評価もされて待遇面もさほど影響は出ません

障害を持っていることを周囲に開示しなければ、特に差別等の不遇な対応をされる心配がないです。

また、クローズ就職は障害者雇用枠と比べて、たくさんの企業や職種があるため、仕事の選択肢が増えるのも魅力です。

ただし、障害であることを隠して働くので、基本は発達障害特有の困りごとがあっても、自分一人で対処する必要が出てきます。

合理的配慮も受けられないため、無理をし続けないといけなくなり、心身の健康を損なってしまうリスクがあります。

オープン就労とクローズ就労、どちらが良い?

「オープン就労とクローズ就労、果たしてどちらが良いのか?」

この問いに、絶対的な正解はありません。

なぜなら、発達障害を持つ方一人ひとりで状況や環境、そして大切にしたいことが異なるからです

  • 自分の特性や、仕事・生活上の困りごとは何か?
  • 仕事の性質や作業環境はどうなっているか?
  • 職場にどんな人がいて、サポートし合える雰囲気があるか?
  • 発達障害に対する理解や支援体制が整っているか?
  • その会社には発達障害者を雇用した実績があるか?
  • 経営状況が安定しているか?
  • 働く上で、自分が何を大切にしたいか?(収入、安定、働きやすさ、社会的な意義など)

これらの要素は人それぞれ異なりますし、環境や状況によっても変わることがあります。

そして、発達障害であることを実際に周囲に打ち明けてみて、結果どうなるか???

蓋を開けてみないと分からない部分もあるんですよね。

僕は、発達障害を持つ方々が集まる懇親会に参加し、多くの方から話を伺ったことがあります。

その中で印象的だったのは、障害があることをオープンにしたことで良い結果に繋がる場合もあれば、逆に働きづらさが増してしまった場合もある、という点です。

  • 打ち明けた途端、今まで普通に接してくれていた同僚がよそよそしくなってしまった。
  • 差別的な扱いをされたり、イヤミを言われるようになった
  • 発達障害を理由に解雇された(※直接的な理由として明記されなくても、後からこじつけのような理由を挙げられるケースも)。

発達障害であることを公表する=こういったリスクが発生するということは避けては通れません。

発達障害をオープンにするかどうかは慎重に考える必要があります。

オープン就労 or クローズ就労 ゆーさくの考え

オープン就労が良いのか?それともクローズのままでよいのか?

それは、結局のところ誰にも分からない。

この大前提を踏まえた上で、それでもどちらかを選ばないといけないとしたら…

僕の考えは、こうです

「障害を持っていることを、やはり周りに話しておくべき」。

オープンにするリスク それでもオープンにすべきと思う理由

障害を持っていることを打ち明けることは、とても勇気のいることですし、怖いことです。

障害を打ち明けたからといって、誰もがそれを受け入れてくれるわけではありません。

中には差別的な態度をとったり、冷たく接してくる人もいるでしょう。

発達障害を理由に、雇用が危ぶまれる可能性だってあります。

でも、僕のような「発達障害のグレーゾーン」と呼ばれるレイヤーの人の場合、周囲が事情を知り少しサポートをしてくれるだけで、問題なく働けるケースもあります。

発達障害者は、周囲が理解し、適切にサポートしてくれるだけで働きやすさが格段に向上します。

そして、発達障害であることを伝えておくことで、避けられるトラブルや誤解もあると思うのです。

何より、周りの人も発達障害を持つ人の事情を知ることで

「努力ではどうしようもない特性があって、できないことがある」

「どう接すればいいのかが、分かった

納得でき、サポートの仕方が分かるようになったというケースも散見します。

だからこそ、僕はオープンにしていくべきだと考えます。

僕も色々と迷った結果、障害があることを周りの人に打ち明けることにしました。

お金や地位を得て、人に評価されることよりも、周りの人と協力し合えて、元気に働くことを優先したかったから。

結果的に、よそよそしくなって離れて行ってしまったり、冷たく当たってきたりした人もいましたが…

組織上の配置転換などの業務上の配慮を受けることが出来、仕事は格段にやりやすくなりました。

仕事がやりやすくなると、日々の疲労度が全然違いますし、心身ともに元気になってくると色々なことをやってみようとする意欲が湧いてきたので、結果的にQOLは爆上がりしましたね。

失ってしまったものもあるけれど、結果的に打ち明けてよかったと思っています。

迷っている時点での心の声

「オープンにしようか?それともこのまま隠しておこうか?」

ずっと結論が出せず、迷われている方もいると思います。

でも、それは心の中で、本当はこう思っているのではないでしょうか?

「周りのサポートがなければ、この状況をとても乗り越えられない」と…

もし、自分に発達障害があることが分かったとして…

特性が仕事や生活において致命的な困りごとを引き起こしていないのであれば、「オープンにしたほうがいいんだろうか?」なんて迷うこと自体がないはずです。

むしろ、「黙っておこう」と自然に判断するでしょう。

だからこそ、言うか言うまいか迷っている時点で、日常生活や仕事で抱える困りごとが自分の中で決して小さなものではなく、無視できないところまで来ていると考えた方が良い。

そして、発達障害特有の困りごとが原因で心身にも異常をきたし始めているなら、それを隠して働き続けるのは危険です。

その時は、迷わず周囲に事情を伝え、サポートを求めるべきだと思います。

お金や社会的な地位、他人にどう思われるか?というのも大事だし分かりますが、自分の心身の健康はそれ以上に大事です

一度心身を壊してしまったら、もう取り返しがつかないんです。

なので、勇気を持って障害であることを周囲に打ち明けてみませんか?

自分の特性や困りごとを受け入れ、周囲に伝えられる勇気を持つこと。

その一歩が、働きやすく、安心できる環境を作るための鍵になると僕は思います。

まとめ オープン就労orクローズ就労どちらが良いのか

まとめ

・発達障害であることを周囲に打ち明けるオープン就労

・発達障害であることを周囲に隠したままにするクローズ就労

→発達障害を持つ方一人ひとりで状況や環境、そして大切にしたいことが異なるため、一概にどっちが良いとは言えない

・ゆーさくの考えとしては、障害者であることをちゃんと周囲の人に打ち明けるべき

・発達障害であることを打ち明けるか/黙っておいた方がいいか?

→迷っている時点で、日常生活や仕事で抱える困りごとが自分の中で決して小さなものではなく、無視できないところまで来ていると考えた方が良い。

障害があることをオープンにするかクローズのまま働くか、その選択に正解はありません。


しかし、どちらを選ぶにしても、自分の特性を理解し、自分にとって無理のない働き方を見つけることが大切です。

他人と同じでなくても、自分のペースで、自分らしく生きていく道はきっとあるはずです。


その一歩を踏み出すために、まずは自分の気持ちと向き合い、何を大切にしたいか?一度考えてみてください。

必要なら信頼できる人に相談してみると良いと思います

自分の心身を大切にしながら、あなたらしい働き方を見つけてほしいと思います。

~おわり~

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    この記事を書いた人

    東京郊外に住む、サラリーマンお父ちゃん

    40歳を過ぎてから、発達障害グレーゾーンであることが発覚…発達障害としての第二の人生を送ることを余儀なくされる

    発達障害を持っていたとしても、知識や工夫でより良い人間になることを証明するため、日々試行錯誤中!

    学んだことやライフハックを、発信できたらと思っています。