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【書評】『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』が効果絶大だった

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みなさん こんにちは ゆーさくです

発達障害(ADHDやASD)を抱えて生きていると、「自分には価値がない」「なんでうまくいかないんだろう」と自信をなくしてしまうことがあります

僕自身、40歳を過ぎてからADHDとASDの併発型だとわかり、「自己肯定感が低すぎる」「自信なさそう」と言われてきた理由にやっと納得できました。

小さいころから「集中できない」「忘れっぽい」「聞いたことが上手く情報処理できない」などで失敗ばかり。

そんな状況で、「自信を持て」と言われても、どうやったら持てるのか… 持ち方すらわからない…。

そんな僕が偶然出会ったのが、『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』(著:中島 輝)という本でした。

この本は「書くだけで自己肯定感が高まる」仕組みを、誰にでもわかるように解説し、すぐに始められるワークも満載。

まさに、発達障害で自己肯定感が低かった僕のような人間にとって、「人生を整えるツール」です

今回の記事では、『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』の内容を紹介したいと思います

目次

自己肯定感って何?──その正体は「生きるエネルギー」

自己肯定感は、生きるエネルギーそのもの

まず前提として、この本が教えてくれたのは「自己肯定感は特別な能力ではなく、誰でも高められる感覚」だということ。

自己肯定感とは、言い換えるなら「ありのままの自分を受け入れる力」のことー

「生きるエネルギー」そのものなのです

そして、この感覚には2つの特徴があるとこの本では述べられています

  • 自己肯定感は状況や時間により上下する
  • 「高まりやすい人」「低いままの人」がいる

発達障害を持つ人は、他者との比較や失敗体験から、自己肯定感がもともと低くなりがち。


だからこそ、日常の中で自己肯定感を『高める』のではなく、『高まる』状態をつくることが重要なんです。

自己肯定感を支える6つの「感」──1つでも崩れると危ない

本書では、自己肯定感は次の6つの「感」で成り立っていると紹介されています。

自己肯定感を構成する6つの感

  1. 自尊感情(自分には価値があると思える)
  2. 自己受容感(ダメな自分も含めてOKと思える)
  3. 自己効力感(やればできると思える)
  4. 自己信頼感(自分を信じる力)
  5. 自己決定感(自分で選んでいるという感覚)
  6. 自己有用感(誰かの役に立てているという感覚)

この中のどれか一つでも大きく揺らぐと、他の5つも引っ張られるようにして低下してしまいます。

自己肯定感は「支え合う6つの柱」であると理解し、それぞれを取り扱う方法を知ることが大切なのです。

僕の場合でいうと、自己効力感と自己信頼感が低く、自身をずっと持てないままの状態が続き、行動力が落ち消極的になってしまった経験があります。

ゆーさく
自己肯定感が低く、自身が持てない状態をどう脱したらいいのか? 方法が分からずだいぶ苦しみました。

「書くだけ」で本当に変わる?科学が証明する3つの効果

自己肯定感を高めるために、最も手軽で、かつ効果がある方法──

それが「書くこと」。

本書では、「書くこと」によって得られる3つの効果が紹介されています。

書くことで得られる3つの効果

①アウトプット効果(自己表出)

②見える化効果(可視化)

③インプット効果(記憶化)

①アウトプット効果(自己表出)

モヤモヤした気持ちをノートに書き出すことで、感情が整理されます。
感情に「名前」をつけることで、自分の状態を理解しコントロールしやすくなるのです。

②見える化効果(可視化)

頭の中の不安や不満、逆にうれしかったことなどが「見える」ことで、客観的に受け止められるようになります。

書き出して客観視することにより、本当は嫌いな事や本当はやりたいことが明確になります。

③インプット効果(記憶化)

手を動かし書くことで、脳が活性化します

書いた内容を読み返すことで、良い感情や思考が記憶に残りやすくなります。

結果、脳や潜在意識に強く働きかけ、その後の行動や考え方を変えるキッカケになるのです。


この3つの「書く」を通じて、脳の左脳(論理)と右脳(感情)がバランスよく使われ、思考や感情のバランスをと問えることが出来ます。

結果、心の安定にもつながるのです。

僕が効果を感じた「3つの書く習慣」

本書に紹介されているワークの中でも、僕が実際にやってみて取り組みやすく、効果を感じた方法を3つ、厳選して紹介します。

1.エクスプレッシブ・ライティング

自分の今の感情をそのまま書き出す方法です。

「今日腹が立ったこと」

「不安なこと」

「イヤだったこと」

とにかく思いつくままに紙に書いていきます。

エクスプレッシブ・ライティングのメリット

書くことで自分を客観視できる

  • 感情のデトックスができる
  • ワーキングメモリがスッキリする
  • 書くことで自分を客観視できる

僕はこの方法を、夜寝る前や朝早く起きた時などにやっています。

気持ちが軽くなり、かなり頭がスッキリする感覚がありますよ。

2.スリー・グッド・シングス

その日にあった「良かったこと」を3つ書き出す習慣です。

スリー・グッド・シングス(3つの良かったこと)例

  • ご飯が美味しかった
  • 同僚と楽しくお話しできた
  • 仕事が上手くいった

こうした小さな「良かったこと」を書き続けていると、「自分の人生にも、いいことがけっこうあるもんだな」と思える瞬間が増えていきます。

3.習慣トラッカー

やりたい習慣を毎日記録するワークです。

「できたこと」に〇などの印をつけるだけで、自分を褒め自信が付くきっかけになります

習慣トラッカー おすすめの習慣例

  •  早寝早起き
  •  筋トレ、ストレッチ
  •  挨拶できた

続けられた日が増えるほど、「継続できた自分」への信頼感=自己肯定感が育ちます。


紹介した上記3つは、カンタンに取り組める上に、効果が絶大のメソッドです。

習慣化して、自己肯定感を爆上げしちゃいましょう!

まとめ:書くだけで人生が変わる自己肯定感ノートで自信を取り戻そう

まとめ

・発達障害を持つ人は、自己肯定感が低くなりがち

→自己肯定感を『高める』のではなく、『高まる』状態をつくることが重要

・『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』がおススメ

・自己肯定感を高めるために、最も手軽で、かつ効果がある方法──それが「書くこと」。

【おススメのワーク】  

 ①エクスプレッシブ・ライティング

 ②スリーグッドシングス

 ③習慣トラッカー

僕は、ずっと「自分に自信がないのは、性格のせいだ」と思ってきました。

気弱な性格だから、自信なんか持てるはずもない― 

そう思っていました。

でも、この本を読んで実践してみて感じたのは、「自己肯定感は後からでも整えられる」という事実でした。

発達障害を抱える人にとって、自己肯定感の低さは変えられない「特性」ではなく、「改善できる課題」だと気づけたのは大きな一歩でした。

みなさんも、この自己肯定感ノートを書いて、自分に自信をもって生きてみませんか?

まずは今日、ノートを1冊用意して、「今の気持ち」を書いてみてください。

それだけで、自己肯定感を高める一歩を踏み出せるはずです。

~おわり~

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    この記事を書いた人

    東京郊外に住む、サラリーマンお父ちゃん

    40歳を過ぎてから、発達障害グレーゾーンであることが発覚…発達障害としての第二の人生を送ることを余儀なくされる

    発達障害を持っていたとしても、知識や工夫でより良い人間になることを証明するため、日々試行錯誤中!

    学んだことやライフハックを、発信できたらと思っています。

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