みなさん こんにちは ゆーさくです
40代になってから発達障害が発覚した僕は、日々の仕事やプライベートでの困りごとに向き合いながら、工夫やライフハックを試し続けています。
発達障害の特性があると、仕事や生活で「忘れる」「情報の整理が苦手」などの悩みがつきものです。
僕も発達障害グレーゾーン(不注意型ADHD+ASD)なので、この悩みにもいつも苦しめられ続けてきました。
試行錯誤の末にたどり着いたのが「A5ノート2冊+ミニサイズノート+付箋」を組み合わせたノート活用術でした。
この記事では、その具体的な使い方と実感した効果を紹介します。
発達障害の特性を持つ人はもちろん、仕事の効率を上げたい人にも役立つ方法なので、ぜひ参考にしてください!
発達障害とノート活用の重要性
冒頭でも書きましたが、僕は40代になってから発達障害グレーゾーン(不注意型ADHD+ASD)が発覚しました。
僕は、「ワーキングメモリが弱い」という特性を持っています。
それが原因で、PCのモニターや仕事をするデスクのスペースが広い&多くないと、仕事のパフォーマンスがガクンと落ちてしまうことが分かってきました。
デスクやPCのモニターが狭くて少ないと、仕事がうまくいかなかったので、僕は仕事のデスクとPCモニターは自分がやりやすいように改善をしてきました。
同様に、仕事やプライベートで使っているノートの使い方にも、工夫をすることが必要です。
試行錯誤して僕がたどり着いたのは、下記の組み合わせによる『広く使うノート術』です
『広く使うノート術』
①A5ノート2冊
②ミニサイズノート+付箋
A5ノート2冊とミニサイズノート+付箋メモ ノート術
それでは、この『A5ノート2冊とミニサイズノート+付箋メモ ノート術』を解説していきたいと思います。
A5ノート2冊の使い方
僕はA5ノートを2冊用意し、それぞれの役割を分けて使用しています。
① A5ノートを選んだ理由
A5ノートを選択したのは、以下のような理由からです。
A5ノートを選択した理由
- 書ける情報量が適度に確保できる
- 広げたときに机の上でジャマにならない
- カバンの中に入れてもかさばらない
- A4のコピー用紙を半分にするとA5になるため、印刷した資料を閉じたり整理するのに便利
発達障害を持つ僕にとって、書くスペースの多さはそのまま脳のパフォーマンスに比例します
スペースの観点だけで言えば、B5サイズや、A4サイズがホントは良いのですが・・・
僕の場合、会社のデスクが狭すぎて、ノートを広げられないという問題があります。
狭くてノートが広げられないと、それだけで億劫になってしまい、「結局ノートを使わないじゃん!」という事態になる恐れがありました。
僕にとって、情報の整理と視認性、広げやすさ、そして持ち運びやすさのバランスが取れたサイズがA5だったのです。
② スケジュール管理ノート(管理用ノート)
このノートは、タスク管理・スケジュール・プロジェクトの進捗などを記録するノートです。
スケジュール管理ノートの使い方
- 見開きで一日分とする
- ノート左側には、その日一日のスケジュールとTodoを書く
- ノート右側はメモ欄
- 進捗を振り返り、必要に応じてタスクを修正する
スケジュールの管理が苦手なADHDの特性をカバーするために、書く欄が広く、視覚的に把握しやすい使い方を意識しています。
「一日見開き1ページも使うの? ノートを無駄にするのでは?」
こう思う人も、いるかもしれません。
確かに、日によっては余白がいっぱいのページも存在します
しかし、発達障害の特性をカバーするためには、情報を残しパッと視認できることが何よりも大切です。
そして、繰り返しお伝えしますが、我々発達障害を持つ人間にとって、「書くスペースの多さ=脳のパフォーマンス」に直結するのです
もったいないと気にしてノート代数百円ケチるよりも、「必要な情報を、確実に保持できる仕組みを作る」ことの方がずっと重要だと実感しています。
③ メモ用ノート(思考整理用ノート)
もう一冊のノートは、仕事中にふと思いついたことや、会議でのメモ、学びの記録など、あらゆる情報を自由に書き込むノートです。
メモ用ノートに書くこと
- 測定したデータ
- 会議や打ち合わせの内容
- 学んだことや気づき
- 雑多な情報を一時的に書き込む
- 思考整理
このメモ用ノートのポイントは、なんでも「とにかく書くこと」。
ADHDの特性上、頭の中に浮かんだアイデアをすぐに忘れてしまうため、ノートに書き込めるようにすることが大切です。
そして、このノートの書き方のポイントとして「タイトルと連番(認識番号)をつけること」です。
何でも書けるノートなので、後で情報の整理をしたとき「あの情報、どこに書いたっけ?」となりかねません
何か書いたら、それについて「タイトルと連番(認識番号)」をつけておきます
そして、ある程度情報が溜まってきたらエクセルでこのタイトルと認識番号をリストに転記します。
このリストをプリントアウトしておいて、ノートの一番最初のページに貼っておくと、これが目次(インデックス)代わりになります
どの情報が何ページに書いてあるか?すぐに探せるようになります。
2冊のノートをシステミックノートカバーでまとめ、「母艦ノート化」する
この2冊のノートを、システミックノートカバーで1つにまとめ、「母艦ノート」として運用します
こうすることで、情報が分散せず、一元化できるため、とても管理が楽になりました。

ペンも差しておけるし、ちょっとした印刷物や名刺、付箋も一緒に綴じておけるので、大変便利です
とにかく、「この母艦ノートがあれば、スケジュールや仕事の情報が分かる状態」にしておくことが大切です。
ミニサイズノートと付箋を活用する
上記したA5ノートは、母艦ノートとして情報を一元整理するのに役立ちますが…
持ち歩くには少しかさばるため、出先や立ち仕事中に書くことができません。
そして、この母艦ノートを広げられないシチュエーションは、意外に多かったりします。
こんなシチュエーション中は、母艦ノートが広げられない
- 現場や工場内での立ち仕事中
- 歩いているときに話しかけられる
- 病院の待合室
- 狭いデスク(喫茶店など)
- 電車にのっているとき
外出中や立ち仕事の際に、とっさにメモを取らないといけなかったり、ふとアイディアが浮かんだ時に書き留めておきたくなったりすることがあります。
また、ノートを広げられるような状況ではなかったり…と「母艦ノート」だけでは、十分カバーしきれない状況もあります。
そこで僕は、「ミニサイズノート」と「付箋メモ」を組み合わせて活用しています。
① ミニサイズノートの役割
僕は、持ち運びに便利な、B7サイズのミニノートを使っています
B7ミニサイズノート 使い方
- 出先、立ち仕事でのメモ用として使う
- ちょっとしたアイデアや気づきを書き留める
- シャツの胸ポケットや、作業着のズボンのポケットに入れて持ち運ぶ
デスクがない場所でも、思いついたことをサッと書けるのがポイント。考え事をするときも、このノートを取り出せばすぐにメモできるので便利です。
A7だと小さすぎてメモが書きにくく、逆にB6だと大きすぎてシャツの胸ポケットに入らない問題が出てくるので、このB7サイズに落ち着きました。
メモを取る目的であれば、スマホでメモでももちろん良いのですが・・・
とっさにメモをしたり、アイディアを整理したり…とアナログな手書きの方が素早くて便利だし、直感的に使えるので、このミニサイズノートの方が使いやすいと思っています
② 付箋メモの活用
付箋メモをミニサイズノートと一緒に活用することで、さらに便利になります。
付箋メモをミニサイズノートと一緒に活用する
- すぐに書いて、別のところに貼る
- やるべきことを視覚的に整理できる
- 書き置きのメモが作れる
- あとでA5ノート(母艦ノート)に転記しやすい
方眼の付箋メモ、さらにフィルムの付箋を用意し、クラフトペーパーで一つの冊子にして使っています。
③トラベラーズノート形式で、ミニサイズノートと付箋メモ冊子を一緒にする
僕はこのミニサイズノートと付箋メモ冊子を一緒にして、「トラベラーズノート」のように運用しています。
こうすることで、持ち運びしやすく、必要なときにさっとメモが取れるのが大きなメリットです。
そして、ミニサイズノートや付箋メモ冊子はポケットに出し入れする関係で、表面が汚れやすかったり、擦れて削れてしまう欠点があります
トラベラーズノート形式にすると、汚れや擦れが目立ちにくくなります。



僕はこのトラベラーズノートを、ペンと一緒に持ち歩いたりして、外出先や立ち仕事中でも、メモができる環境を整えています
A5ノートに転記して整理する
ミニサイズノートや付箋メモに書いた内容は、後でA5ノート(母艦ノート)に転記します。
後でA5ノート(母艦ノート)に転記して整理する
- 重要な情報
- ナイスなアイディア
- 覚えておきたいノウハウや手順
ミニサイズノートと付箋メモは、あくまでも一時的に情報をメモする時に使用します
残しておきたい情報や、アイディアは母艦ノートに転記するようにしています。
ADHDの特性上、情報があちこちに散在していると、「あれ、どこに書いたっけ?」と後々情報を探しまわるハメになります。
転記しておきたい情報は、蛍光ペンでラインを引いたり、スタンプを押したりして目立たせ、間髪入れずに母艦ノートへ転記をするようにしています
この転記作業を習慣化することで、情報の抜けや漏れを防ぎ、タスク管理がスムーズになりました。
A5ノート2冊とミニサイズノート+付箋メモ ノート術 おススメ商品
「A5ノート2冊とミニサイズノート+付箋メモ ノート術」のおススメ商品をご紹介します
A5ノート
一日見開き一ページ使うので、30ページほどあるノートがおススメです(大体1か月で1冊使い切る計算。)


図やスケッチもすることがあるので、方眼、もしくはドットタイプが僕は使いやすいと思っています
ペン
ノートと同じくらい、書くためのボールペンにはこだわりましょう
『JET STREAM』の黒ボールペンが、おススメです


色々使ったけれど、これを超える書きやすさのボールペンは今のところ無いですね
太さは、0.7mmか1.0mmが良いと思っています
0.5mm以下の太さだと、書いているときに紙に引っかかる感覚があって、使っているうちにストレスになってきてしまったので、0.7mmか1.0を使っています。
JET STREAMには、4色ボールペン+シャーペンの多機能タイプもありますが、ボールペン自体が太くて重くなるため、長い時間文字を書き続けていると手が疲れてきてしまいます。
なので、個人的には単色のこのタイプが使いやすいと感じてます
ノートカバー
母艦ノートとして2冊のA5ノートを閉じるのに、このノートカバーを使っています
コクヨ(KOKUYO)ノートカバー 手帳システミック
中にポケットがついていて、ペン差しも付いています。
さらに留めバンドもついているので、カバンの中で開いてしまう心配もありません。
高級感が好きな方は革、傷や汚れが気になってしまう人は布タイプを選ぶと良いと思います
ミニサイズノート
ミニサイズノートには、コクヨのB7キャンパスノートを使っています。


Yシャツや上着、作業ズボンのポケットに、サッと入れておくことができるサイズ感なのが良い!
トラベラーズノート
B7サイズのミニサイズノートと、付箋メモ冊子は、トラベラーズノートのパスポートサイズで閉じるのがおススメです。
トラベラーズノート パスポートサイズ


革製なので、高級感があり持っているだけでテンションが上がるアイテムです
内側も簡単にカスタムが出来ます
多彩なメモ様式やオプション用品が販売されているので、自分好みに拡張、カスタマイズできるのが楽しいですよね。
ここで紹介したアイテムは、実際に僕が使っていて、非常に使いやすいものばかりです。
是非、チェックしてみてください
まとめ 発達障害の人必見! 広く使うノート術
まとめ
発達障害を持つ人は、「ワーキングメモリ」が弱い人が多い
ノートの広さが、そのまま脳のパフォーマンスに直結する
「A5ノート2冊+手帳サイズノート+付箋」を組み合わせたノート活用術が有効
発達障害の特性を持っていると、「ワーキングメモリの弱さ」が顕在化して、仕事や生活で困りごとが大きくなります。
それを補うために、広くノートを使う術「A5ノート2冊+手帳サイズノート+付箋」の組み合わせて使ってみることにしました。
結果、情報整理が劇的に改善し、仕事がかなりやりやすくなったと感じています。
ぜひ、あなたも「広く使うノート術」を参考にしてみてください!
~おわり~
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